2006年2月〜3月初演の「滝沢演舞城」好評につき、ファン待望の2007年夏再演が実現しました。 ライフワークとも言える「義経」を軸に、伝統とチャレンジを織り交ぜた滝沢絵巻。ファンにはたまらない1ヶ月を変態レポでお届けします。 掲示板にレポした文章を、転載しますのでご了承ください。 (文字の大きさは「小」を推奨します。) |
あと5回記念(爆)なので午後半休をもらって昼夜の二回行って来ました。 ≪昼の部≫ 笠「今度はタッキーが取ってよ!」には「うん!」と元気よく両手を挙げて気合い入れてました。 一の家来コント 三郎:一の家来なら何か特技があるだろう? 弁慶:ダンスだ 三郎:ダンスは戦のときに役立つのか? 弁慶:戦と戦の合間にやるんだ 三郎:じゃ、殿の得意な「変なオジさん」をやってくれ 弁慶:・・・「変なオジさん♪変なオジさん♪」 三郎:ダメだな 弁慶:まだ前半なのに・・・ 三郎:・・・・・(殿を見る) 義経:(ビクッ!?と気づく) 三郎:殿、見本を見せてください 義経:私の持ちネタではない! 三郎:ここは、持ちネタということで(と膝まづく) 義経:(思いっきり)「変なオジさん!変なオジさん!」(と無言で、あっかんべぇみたいな超変顔しながら) (会場爆笑) 義経:(三郎に)お前もやれ! 三郎:何度も言いますが、私、踊りというものをここ3年くらいやってません。 義経:みんな知ってる 三郎:「変なオジさん!変なオジさん!」(と踊る、でもちょっと中途半端) 三郎:すごい微妙な空気!人の前でダンスを踊るのを恥ずかしがっていたら、この事務所にはいられないな(と弁慶にこそこそ) この間に殿は下手へ・・・スクリーンに自分の大きな影発見! スクリーンに向かって無言で「変なオジさん!変なオジさん!変なおじさんだから、変なオジさん♪」と、腕を前でグルグルしながら腰振りまで完璧に。続いて長い髪を掻き上げる仕草・・・ 三郎:今の髪を掻き上げる仕草は何っ!? 義経:(返答せず、今度は両手をキツネのようにしてチョチョンガチョン♪みたいにして影で一人遊び) そして、いつもの影絵へ でも「ふくろう」の時、やり方を一瞬忘れたようで(あれ!?)という感じでやり直してました(笑)。 三部の「運命(さだめ)」の時、始めの頃に黒いネクタイが取れかかったのか、左肩のほうに回ってしまって、一瞬ハッとしたのですが、タッキーは沈着冷静にダンスの振り付けのように、後ろを向いて、ネクタイを引きちぎり、バッ!と舞台袖の方に投げました。その素早い判断と行動のカッコ良さに、ドキュ〜〜ンでした。「舞台を続けるだけ」という気迫を感じて、またまた惚れ直し! 最後の挨拶 「ついに残り4回となり、スタッフ、共演者のみんな、疲れを通り越していると思いますが、助け合って、最後まで頑張って行きたいと思います。こういう舞台はチームワークが一番で、一つ間違えると大きな怪我になりますので、みんなで一つになって千秋楽にむけて頑張っていきます。最後まで応援をよろしくお願いいたします。本日はまことにありがとうございました」 という感じでした。 ≪夜の部≫ 夜はゲストに森光子さんがいらして、1階の花道近く(6列12番)に座って観劇していました。 私も席が近かったのですが、通路を歩いて入っていらした時は、自然と会場から拍手が沸き、暖かくお迎えしました。森さんはにこやかに挨拶して通って行かれました。 オープニングの森さんのナレーションの時は、スポットライトが森さんに当たり、タッキーの声で「それでは森さん、参りましょうか。夏の踊りはヨ〜イヤサ〜!」と特別バージョンでした。 森さんが観ているせいか、タッキーの演技は夜の部はすごい気迫でした。 忠臣蔵の殺陣の時も生声の「デヤ〜〜っ」が何回か聴こえていました。 あ、心配していた左あばら骨のところの赤いアザも、数日経った今日もまだ健在(涙)。あれでは相当痛かったはず。 笠投げの時、小さいJr.が一個目を上手く受け取れなかったのを見て、鼻の下を伸ばしてちょっとおとぼけ顔。「次はタッキーが取ってよ!」にはガッツポーズみたいに両手を挙げて「ウン!」と超元気。 二部の最初の頃、白馬に乗っていざ出陣!のとき、手綱を持つ動作がすごい気合いで、クルっクルっと手に巻く形が決まってました。カッコよかった〜! 一の家来のコントコーナー 三郎:今日は向こうの(と客席を指して)林の方から、ものすごいオーラを感じないか?(と弁慶に)心臓がドキドキしてる 弁慶:私も緊張している 三郎:殿、都では「放浪記」というお芝居がものすごい評判だということをご存知ですか? 義経:知っている。 三郎:では、主演の森光子さんという方を知っていますか? 義経;私の家来だ! (会場大爆笑) (殿は、そうは言ったものの、森さんと目を合わさず、徐々に5cmくらいずつ横歩きに逃げるようにスクリーンにぴったりと近づく) (会場爆笑/拍手) 三郎:殿、そこは壁です!あの方は心が広いから大丈夫ですよ。あ〜ドキドキする。 弁慶:口が回らない 義経:(笑) 三郎:今日はいろんな人が集まっている感じがしますね。殿、誰ですか? 義経:私は知らない! 三郎:弁慶!? 弁慶:私も知らない (会場笑) 三郎:とにかく沢山いるらしい 義経:誰だ? 三郎:凄い方らしいです。おそらく森光子さんです。 義経:それは知ってるよ 三郎:「よ」って・・・? 義経:それは知ってるぜ (会場爆笑) 三郎:殿、人格がブレてます! 義経:知っているでござる(と、ますます怪しい)。三郎!お前、なんでそんなに偉そうにしている!(と逆切れ) 三郎;内と草野が来ているようです。 義経:あ〜!私の家来だ! (会場爆笑) 三郎;この中でN0.1の家来になるのは難しいぞ! 弁慶:(うん、うん、とうなづくだけで、答えられず) 殿、私は何番目の家来ですか? 義経:・・・・(としばらく考えて)お前は8番目だ! (会場笑) 三郎;なんて、微妙なポジションなんだ(笑)。お互いN0.1を目指して頑張ろうな! (と言ってる間に、殿は下手へ・・・) 義経:(いつもとは反対に光源のほう=私たちの方を向いて、両手を拡げて一人遊び) 三郎:殿が光を感じている! (会場笑) 三郎:殿、影だと少しだけ大きいです 義経:うるさい! (と、いつもの影絵へ) 影絵、何度見ても上手いですよね。初めて見るお客様も毎回多くて、その度に感嘆の声があがります。ウチの殿、器用でしょ?と自慢したくなる瞬間です。 今日気づいたのは、二部の途中で「それでも兄上がこの首を望むなら、喜んで差し出そう」の時にタッキーの右手の親指の付け根に赤いものが・・・・初日に撮影したと思われるステージフォトでも同じところにテーピングしてますが、ずっと悪い状態なのかな、と心配になりました。 また、二部の終わりの自害のシーン。今日もまた「今まで付き従うてくれた者ども」でみるみるうちに涙が溜まり始め、刀を首に当てて目をつぶったとたんに大粒の涙がつつ〜〜っと右頬を伝って落ちました。もう、そのタイミングが絶妙で鳥肌が。いや〜〜ホントに素晴らしい演技力。 その素晴らしい殿と同じ人物とは思えない「ダメ音頭」(笑) 今日は後ろから内くんと草野くんが付いて来て、お立ち台に三人が同時に乗っかってしまい、大爆笑。タッキーは「こんなに近づいたら見えね〜よ!」と切れてましたが、にっこにこ。 ダンスも楽しく三人で踊り、沢山の笑顔が見れました。 「epilogue」前の挨拶の時も舞台に二人が残ってしまい、面白い雰囲気に、その場にいる二人に高い台の上から「今日は二人の元気な姿を見てほっとしました。今日はプレゾン無かったの?あ、昼終わってきてくれて、ありがとう!(と凄い優しい言い方)。二人とも昔からの付き合いだから、こうして来てくれてありがたいです。お互いに頑張りましょう」と活動休止していた二人にとっては最高のコメントでした。なんて優しいんだ! 最後の挨拶 「あと残り3回になり、すでに寂しい気持ちですが、最後までみんなで力を合わせて頑張って行きたいと思います。本日は誠にありがそうございました。 とてもお忙しい中、森光子さんにも来ていただき、ありがとうございました(と、これまた最高の笑顔を森さんに)。ものすごく大変でスピートがある舞台で、共演者も食事もあまりできないのですが、森さんからの差し入れがあると、休めるのでとても嬉しいです(会場拍手)。こうやって、先輩・後輩・仲間達ほか色んな人に支えられてやれていますが、無事に千秋楽を迎え、来年も再来年もこの滝沢演舞城ができたらいいなと思います。」 とのこと。 あと、本当に残すところ3回になってしまい、私もとても寂しいです。でも、あと3回が無事で事故がなければ、と祈るだけです。タッキーが一番頑張っていて、すごく痩せてしまって、バンジーも見ていられないほど辛いですが、あと3回、とにかく最後まで精一杯応援の拍手を送りたいと思います。 |