義経関連文献目録

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	義経の悲劇 奥富敬之（著） 定価:1,470円 221 p; サイズ(cm): B6版 出版社:角川書店 ISBN: 4047033707

	題名には『義経の悲劇』とあるけれど、『頼朝と義経を対比させての源氏論』 という感じ。著者は、大河ドラマの演出などにも関わっている方（NHK出版のムックの監 修なども）で、限りなくノンフィクションに近くて論理的な文章ですが…滝萌え度 は低め。 　「歴史は嫌いじゃないけど、知れば知るほど頼朝のことを義経の敵にしか思え ない」と少々判官びいきに陥りかけているマニアックなアナタ向け。私は「頼朝の立場も分かるけど、義経にやっぱ冷たすぎだろ〜」って想いが払 拭できないんですが、この本を読んでいるときは冷静に歴史を見つめました。まぁ義経 のことだけを知ろうというのはナンセンスですし、今回の大河ドラマのテーマ「家族の 愛・絆」から考えると兄ちゃんあたりは避けて通れない（笑） 　大まかな源平の流れが分かってドラマを見始めたけど登場人物が複雑でモヤモ ヤ…なんてときに冷静に読むといいかなぁと思います。

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