義経関連文献目録 |
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義経 上下巻
司馬 遼太郎(著) 定価:各巻700円 490 p ; サイズ(cm): 15 x 11 出版社: 文芸春秋 ISBN: 上巻(2004/02)4167663112;下巻(2004/02)4167663120 |
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2冊だけど村上本に較べて文語体が多いので、読み慣れない人には辛いかも。でも、頑張って読み続ければ「司馬遼節」の心地よさにハマる。司馬遼太郎の簡潔な表現が私は好き。稚児としての性体験と、この上なく女好きで甘っタレでありながら戦の天才義経像に苦笑。最期の描き方がちょっと物足りないが、戦いのシーンはさすがに心躍る。でも、もしかしたら司馬遼太郎は頼朝贔屓(ひいき)??
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司馬遼太郎は、老若男女問わずファンの多い作家さん。『宮尾版 平家物語』
が“名もなき女性達に光をあてた絆と愛(憎)の物語”なら、『司馬遼太郎 義
経』は“名もなき男性達に光をあてた絆と愛(憎)の物語”という感じ。方向は
違えど、納得の面白さです。 私は去年の早い時期に、義経の予習第一弾!として読みました。が…まだ☆義 経様☆が降りてきていなかったせいか、正直あまり好きにはなれずで。男性的& 歴史的な文章表現がね…義経や女性に好意的でない書き方に思えちゃったんです よね。男の人が悪口言ってるの聞いちゃったみたいな。冒頭の常盤への解説とか 、ひどいんだもん。最後は飛ばし読みしちゃって、ほとんど挫折…。 ところが今年に入って再チャレンジしたところ、ぐいぐいと引き込まれて一気 に読みきってしまいました。あれれ?もう終わりなの?って感じ。やっぱり☆義 経様☆のお力は偉大です。おかげで私も心の広い女になりました(笑"義経さまが 、かなり調子に乗った女好きヤローに書かれてても私の『義経』への愛はムシロ 深まりますからっ!ってくらい萌えていることを自覚してから、読むことをオス スメします。(もう、皆さんOKかしら?) |
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